足立区役所による空間放射線量測定に立ち会いました

2015-10-06追記

足立区に在住、通学・通勤しているすべての皆様へ

国政、都政、区政に関わるすべての皆様へ

…といっても私のFacebookアカウントでは広がりに限界がありますが、伝えられる方には伝えたい。(なのでブログに転載しました。)

 

昨日(10/2)私も同行させてもらった、足立区の放射線測定立会い。インターネットメディアのIWJ、東京新聞、朝日新聞の取材も入りました。(新聞は記事なるかはわかりませんが、取材に来てもらった目的はまだ別にあります。)


IWJさんの記事

2015/10/02 足立区職員立ち会いのもとで行われる、足立区の放射性物質の計測と除染の模様(動画) http://iwj.co.jp/wj/open/archives/268176 (※完全版は、IWJ会員のみ閲覧・視聴ができます。)


まず最初に、本当なら私たち足立区民が自分たちでやるべきことを、彼が地道な測定活動の中でやってくれたことに心から敬意と感謝の意を送ります。また彼だけでなく、この「放射線測定」という、並々ならぬ知識と経験と根気のいる、そしてお金も時間もかかる活動を、子どもたちのために、私たち市民のために続けてくれている方々にも、改めてお礼を申し上げたいと思います。

前置きが長くなりましたが、動画の中に出てくるような線量が局所的に高い地点は、足立区内に、東京都内にもまだまだあります。

全体的に線量は下がってきてはいますが、こういった場所を放置していては、無用な被ばく、再汚染のリスクが残ります。

本来、私たちが日常生活において、無用な被ばく、無益な被ばく、望まない被ばくはしないでいいはずなのです。

けれど、放射線がどこから発せられているのかは、測定しなければ誰にもわかりません。誰にも管理されない放射線が身の回りに存在しているという異常事態が、福島の原発事故以来の私たちの日常になってしまいました。食べ物についても同じです。

この測定の大切さがわかりつつも、一個人や市民団体の力では測定の精度・数・範囲に限界があります。だからこそ行政の公的な手助けが必要で、それは取りも直さず「区民の健康と命、安全な暮らしを守る」という行政の責任を果たしてもらいたかったのです。そういう思いで、私自身も区議会へ陳情するという方法でずっと足立区にもお願いしてきました。

でも、とうとう足立区は匙を投げました。与党議員の助け舟に乗っかる形で、今後どんなことがあっても何もやらないと半ば宣言したのです。

お時間のある方は、今年の7月7日の災害・オウム対策調査特別委員会の議事録にぜひ目を通してみてください。

https://drive.google.com/…/0B9Y_QzzJxgprRnZUVUxpQXYwc…/view…

これが2011年の6月から足立区議会で議論されてきた放射能汚染の問題の締め括りです。5月17日に行われた区長選挙・区議選挙で新たに区議会がスタートし、その最初の委員会でまさかの一発&一括不採択。与党議員は審議するつもりもなかったのでしょう。誤った情報と知識、感情論で満ち満ちた与党議員の発言は、すべて議論を終結させるためのものに他なりません。

足立区がそのような状況の中、Sugarさんが区に働きかけてくれた努力を無駄にしないよう、私たち区民もできることをやっていかなければと思います。

Sugarさんも締め括りに話してくれていますが、自治体間で対策に格差があるのはなぜですか?足立区にお金がないからですか?足立区の子どもたちの命は守るべき価値がないのですか?そんなはずないじゃありませんか。

福島はじめ、この原発事故の被害に遭った者として、未来ある子どもたちのためにも、これから生まれてくる子どもたちのためにも、まだ諦めるわけにはいきません。

空間線量の測定、給食の放射性物質検査の実施、測定器の貸し出し、土壌調査など、やるべきことははっきりしています。

どうかこれからもみなさんのお力を貸してください。よろしくお願いいたします。