全国の子どもたちに生体検査が必要!
参議院・内閣委員会
新党今はひとり
山本太郎参議院議員の質疑書き起こし(2)
山本太郎議員
え~先日ですね、私は(放射線防護・・・え、失礼しました。)「放射線被曝防護に関する質問主意書」提出いたしました。10月29日、内閣から答弁書が送付されてきました。その中で「ホールボディカウンター、これによる内部被曝調査ではセシウムしか検査できない。なぜその他の核種を検査しないか?」そのような私の質問に対して政府答弁書は「セシウム以外の核種であるトリチウム、ストロンチウムなど検査できないものもあり、それらは尿など生体試料を用いた検査が必要となる」と書いてありました。まぁ要は生体試料検査の必要性を認めたということだと思います。チェルノブイリ事故では、甲状腺ガン・白血病だけではなく、様々な疾患、健康被害が報告されています。「子どもたちは病気の花束を抱いて生まれてくる」とまで言われているんですよね。私は、福島県だけではなく、東日本全域、できれば日本全国で、そして子どもたちだけではなく大人までも、すべての人々の血液検査・尿検査などを、政府の責任で行うべきだと思います。政府の見解いかがでしょうか?
塚原環境保健部長
お答えします。え~健康調査の内容、どのように行うかということを検討することにあたりましては、医学の専門家のご意見を十分に拝聴して企画をすることが重要だと考えております。え~福島県が実施をしております県民健康管理調査の項目は、地元の医師や専門家による検討委員会において、チェルノブイリ事故における知見等踏まえ、健康管理のあり方について議論が行われた結果決定されたものと承知をしております。
また福島県外の隣県におきましては、各県が有識者会議を開催し、科学的(な、)には、特段の健康管理の必要はないという結論が出ているものと承知をしております。
え~また、WHOや国連科学委員会におきましても、ガンなどの健康影響増加が認められる見込みはない、あるいは可能性は低いというような評価をされていることも承知をしております。従いまして、当面は福島県県民健康管理調査で現在実施されているものを着実に実施していくことが重要であるというふうに考えております。
委員長
山本太郎君。
山本太郎議員
え~、先程お聞きしたのは・・・え~甲状腺ガン、そして甲状腺ガンの疑いのある人たちに対して、どうしてこれだけの多くの人たちが甲状腺ガン、そして疑いが出たのかっていう質問をした時にですね、これは(発症、)発症して、そしてなんか調子が悪いなと思って病院に行った人たちが、今までは(、えぇとぉ)そういう症状があって訴えたから数が少なかったんだと。それを広く調査したらたくさんの人たちが該当するってことがわかったんだよということを先程言われてましたけど、でもこれ福島県だけじゃなくて、もちろん関東でも東北でも、日本全土でやればそれが本当かどうかってことがはっきりするんですもんね。そのような広い調査をしなければ、今行われていることが本当に正しいのか、そして先程の甲状腺ガン、そしてその疑いとある人たちがどれぐらいいるのか?本当の正解を見つけるためにはやっぱり幅広くしていかなければいけないんだなっていうことがよくわかりました。
え~すみません、続いて質問行かしていただきます。すみません。不慣れなもんで申し訳ありません。